□彦根市の通りの愛称
(電話による聞き取り調査と、彦根市ホームページによる)

 

1)愛称づくりの経緯と合意形成

・市の事業として、「わかりやすい道路、親しみのある道路づくり」の実現のため、市全域にわたり市民公募により愛称募集を行った。(平成5年から3年間)

・町内幹事会が、名称を募集する路線を決め、市民から愛称を公募し、選考委員会が応募された名称の中から愛称を選択した。

 

2)道路愛称と由来

道路愛称と由来は、以下のとおり。

○ 湖岸道路・さざなみ街道:琵琶湖沿いの道路。

○ 荒神山通り:彦根市南部のランドマーク荒神山の脇を通る。

○ 八丁目南北通り:通りの始発点となる旧城下町の地名。

○ おさつ街道:通りの中央付近に財務省造幣局が面している。

○ くすのき通り:市民によって寄付されたくすのきの並木道。

○ ベルロード:彦根寺へ巡礼した京都の公家が杖につけていた鈴にちなんで。

○ 中壕東西通り:城の中壕に接して東西に走る通り。

○ 芹橋雨壺山通り:芹橋と雨壺山を結ぶ通り。

○ 七曲がり:7回曲がった通りで、昔からその名称で呼ばれていた。

○ 芹川けやきみち:彦根城築城の際、川の補強をするために植えられたけやきの並木がある。

○ 夢京橋キャッスルロード:昭和63年からの事業でつくられた昔の町並みを再現した通りに、住民が自主的に公募し名づけた。

○ 佐和山通り:通りの正面に佐和山を臨むことができる。

○ 駅前お城通り:駅前と彦根城を結ぶ通り。

○ 城北通り:彦根城の北側をはしる通り。

○ 松原ミシガン北通り:松原地区とミシガン州立大学とを結ぶ通り。

由来とされた事柄で最も多いのは、水面、緑、山など自然の景観7/15で、次いでお城や城下町の名前となっている。

 

3)命名後の状況

・市民によく親しまれている。

・各通りに標識を設けたほか、住宅地図、市の刊行物などでもこの愛称を用いている。

・「おさつ街道」は、サツマイモが取れるのかなどと誤解する人もいる。